ケベック州の近くに新しい海洋公園が作られます

オタワ州とケベック州は、最近ユネスコの世界遺産に登録されたセントローレンス湾の風光明媚な地域の近くの海域を保護する意向を発表しました。

連邦環境大臣スティーブン・ギルボーとローレンティド地方のブノワ・シャレット環境相は、アンティコスティ島沖に海洋保護公園の建設を開始すると発表しました。島からミンガン諸島国立公園保護区まで北に広がるこの地域には、絶滅危惧種を含む海洋哺乳類が生息しています。

「アンティコスティ島を訪れ、その自然の宝石を目の当たりにしたカナダ政府は、ケベック州政府および関係する先住民コミュニティと協力して、新しい海洋公園を設立することを約束したことを発表できることを嬉しく思います。私たちの目標は、ミンガン諸島国立公園保護区とアンティコスティ島をつなぐ広大で多様な海洋生態系を保護することです」とギルボーはコメントしました。

アンティコスティとは、先住民族の言語の1つで「クマが狩られる場所」という意味です。ケベック州最大の島（カナダ全土では20番目）で、4億4700万年から4億3700万年前に初めて動物が大量に絶滅した痕跡が残っています。沖合の海域には、藻類林と植物プランクトンが豊富に生息しています。また、海鳥や海綿のコロニーのほか、北大西洋スムースクジラ、アメリカウナギ、大西洋ウルフィッシュ、タラなどの希少種や絶滅危惧種も生息しています。

今後数か月にわたって、関係者やその他の利害関係者による一連の会議が予定されています。彼らは、この公園の建設によってもたらされる可能性のある環境、社会、エコツーリズム、経済的利益、および環境の現実に最も適した管理方法について話し合い、評価する予定です。

海洋公園モデルは、サグネ・サンローランですでに確立されています。この国立海洋公園の面積は1,245平方キロメートルで、25年以上にわたり、地方、地域、国、先住民のさまざまな利害関係者による保護活動が行われてきました。

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